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学校評価・自己評価について

本校は、2016年より自己評価委員会を立ち上げ、厚生労働省の「看護師等養成所の教育活動等に関する自己評価指針作成検討会」から報告された指針に基づき、学校評価・自己評価を実施しています。

実施した自己評価は、自己評価委員会でとりまとめ、学校運営会議で報告後、HPに掲載公表(2016年より)しています。

2023年度(令和5年度)の自己評価を行いましたので公表します。

【2023年度(令和5年度)学校評価結果】
  1. 対象者:教員11名 回収率100%
  2. 実施日:2024年3月21日~2024年3月31日
  3. 結果:

図1:教員による学校評価・自己評価の各カテゴリーの平均点

表1:2023年度(令和5年度)教員による学校評価・自己評価の結果
カテゴリー 令和3年度 令和4年度 令和5年度
Ⅰ.教育理念・教育目標 2.7 2.8 2.8
Ⅱ.教育目標 2.8 2.8 2.7
Ⅲ.教育課程経営 2.7 2.7 2.7
Ⅳ.教授・学習・評価課程 2.8 2.8 2.8
Ⅴ.経営・管理過程 2.8 2.7 2.7
Ⅵ.入学 2.8 2.6 2.7
Ⅶ.卒業・就業・進学 2.0 2.0 2.0
Ⅷ.地域社会/国際交流 2.2 2.3 2.1
Ⅸ.研究 2.1 1.9 2.3
平均 2.5 2.5 2.5

※評価基準:
3(よくあてはまる) 
2(だいたいあてはまる) 
1(あてはまらない)

2023年度の教員による学校評価・自己評価の各カテゴリーの平均点を図1・表1に示す。結果は、全体平均は2.5で昨年、一昨年と同様であった。各項目においては、-0.1~+0.1で推移したが、「Ⅷ.地域社会/国際交流」は2.1と前年度より-0.2低下、「Ⅸ.研究」は2.3と前年度より+0.4上昇した。全体的には9カテゴリー中2カテゴリーで上昇し、2カテゴリーで低下した。2023年度の詳細はレーダーチャート図2~図4に示す。

4. 分析および今後の課題:カテゴリーⅠ~Ⅵにおいては、過去3年間 2.7~2.8の高得点を示しており、令和3年度からの新カリキュラムに向けた教員研修等で何度も話し合いを重ねてきた取り組みが影響していると考えられる。「Ⅶ.卒業・就業・進学」は2.0と変化がなかった要因として、看護師国家試験の合格率やコロナ禍における卒業生との交流する機会が減少し卒業後の活動状況を把握する機会の減少に伴うものと考えられる。令和6年度は新カリキュラムの卒業生となるため、卒業時の到達状況の分析と新カリキュラムの評価を行い、検討・改善に繋げる必要がある。「Ⅷ.地域社会/国際交流」は2.1と前年度より-0.2低下した要因として、教員間での情報共有の不足が影響したと考えられる。地域で活動する講師の選定や医師会関連病院への就職者数、学生確保に向けた広報活動等実施している取り組みについて周知する必要がある。「Ⅸ.研究」は2.3と前年度より+0.4上昇した要因として、新型コロナウィルス感染症も第5類となり学会や研修会への参加も少しずつ再開し、研究的視点を養うことに繋がったと考えられる。今後も学校経営の安定化に向け、学生確保や教員の教育力の向上に向けた取り組みについて実効性ある対応を考えていきたい。

本校では、今後も継続的に学校評価を実施するとともに、その結果を教育活動へフィードバックさせ改善し、学校の維持・発展につなげていきたいと考えています。

遠賀中央看護助産学校学校長 西間 三馨

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